7.2 CTXCAT構文
CTXCAT文法は、CATSEARCHのデフォルトの文法です この構文では、句問合せの他に、ANDやORなどの論理操作がサポートされています。
ノート:
Oracle Textの索引タイプCTXCATは、Oracle Database 23aiでは非推奨です。索引タイプ自体とその演算子CTXCATは、将来のリリースで削除される可能性があります。CONTEXT問合せの代替文法としてCTXCATおよびCTXCAT文法の使用はどちらも非推奨です。かわりに、Oracleでは、CONTEXT索引タイプを使用することをお薦めします。索引タイプは、トランザクション以外のすべての同じ機能を提供できます。CONTEXTでのトランザクションに近い動作は、SYNC(ON COMMIT)または短い期間(できればSYNC(EVERY [time-period]))を使用して実現できます。
CTXCATは、通常、索引のサイズが数メガバイトのときに導入されました。最近の大規模な索引は、CTXCATで管理が困難な場合があります。CTXCATへの索引セットの追加は、CONTEXT索引タイプでFILTER BY列とORDER BY列、またはSDATA列(あるいはその両方)を使用することで、より効率的に実行できます。したがって、CTXCATが適切な選択になることはほとんどありません。Oracleでは、より効率的なCONTEXT索引タイプを選択することをお薦めします。
CATSEARCHの問合せ演算子は、次の構文です。
表7-2 CATSEARCH問合せ演算子の構文
| 演算 | 構文 | 演算の説明 |
|---|---|---|
|
論理積 |
a b c |
a、bおよびcを含む行を戻します。 |
|
論理和 |
a | b | c |
a、bまたはcを含む行を戻します。 |
|
論理 |
a - b |
aを含み、bを含まない行を戻します。 |
|
空白なしのハイフン |
a-b |
通常の文字として処理されるハイフンです。 たとえば、ハイフンをskipjoinとして定義した場合、vice-presidentなどのワードは、単一の問合せ語句vicepresidentとして処理されます。 同様に、ハイフンをprintjoinとして定義した場合、vice-presidentなどのワードは、 |
|
" " |
"a b c" |
句"a b c"を含む行を戻します。 たとえば、"Sony CD Player"と入力すると、この一連のワードを含むすべての行を戻します。 |
|
( ) |
(A B) | C |
カッコは演算をグループ化します。この問合せは、 |
CATSEARCH問合せでCONTEXT構文を使用するには、text_queryパラメータで問合せテンプレート指定を使用します。
CTXCAT索引で近接問合せ、シソーラス問合せまたはABOUT問合せを入力する必要がある場合に、CONTAINS文法を使用することがあります。
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