16.6 JSONの結果セット・インタフェースの概要

JSONの結果セット・インタフェース(RSI)を使用すると、JSONで問合せを実行し、JSONとして結果を戻せるようになるため、SQLの層と要件をSELECTセマンティクス内で処理する必要がなくなります。

RSIでは、単純なOracle Text問合せまたはファセット、およびJSON結果セット記述子が使用され、その結果セット記述子に応じてJSONの単一のCLOBでヒットリストが戻されます。JSONのRSIでは、グループ化およびカウントにSDATAセクションが使用されます。

アプリケーションでは、検索結果ページは最初の数ドキュメントのメタデータ、合計ヒット数、ワードごとのヒット数など、多くの個別の要素で構成されます。追加のコールのたびに、問合せを再解析して索引メタデータを検索するための時間がかかります。また、SQLでは、反復問合せ絞込みといった一部の検索操作が難しくなります。SQL文を構成して目的の結果を達成することが可能であっても、通常はこのようなSQLは次善の選択となります。

JSONのRSIでは、検索結果のページに必要な様々な種類のデータを同時に作成できるため、オーバーヘッドの共有によりパフォーマンスが向上します。RSIは、SQLでは表現しにくいデータ・ビューも返すことができます。

JSONのRSIでは、CONTEXT索引とJSON検索索引に基づく問合せがサポートされています。サポートされているグループ・カウント以外に、COUNTMINおよびMAXなど、ファセットで他の集計を実行することもできます。数値ファセットでは、AVGおよびSUMがサポートされています。