16.1 XML問合せの結果セット・インタフェースの概要

XML問合せの結果セット・インタフェース(RSI)は、XMLの問合せを実行し、XMLとして結果を戻すことができるため、SELECTセマンティクス内で有効なSQL層および要件が回避されます。RSIは、単純なOracle Text問合せとXML結果セット記述子を使用し、その結果セット記述子に応じてXMLでヒットリストが戻されます。XML問合せのRSIは、グループ化およびカウントにSDATAセクションを使用します。

アプリケーションでは、検索結果ページは最初の数ドキュメントのメタデータ、合計ヒット数、ワードごとのヒット数など、多くの個別の要素で構成されます。追加のコールのたびに、問合せを再解析して索引メタデータを検索するための時間がかかります。また、SQLでは、反復問合せ絞込みといった一部の検索操作が難しくなります。SQL文を構成して目的の結果を達成することが可能であっても、通常はこのようなSQLは次善の選択となります。

XML問合せRSIは、検索結果のページに必要な様々な種類のデータを同時に作成でき、オーバーヘッドを共有することでパフォーマンスを向上させます。RSIは、SQLでは表現しにくいデータ・ビューも返すことができます。