C OLSNODESのコマンド・リファレンス
この付録では、olsnodes
コマンドの構文およびコマンド・オプションについて説明します。
ノート:
Oracle Grid Infrastructure 23ai以降、Oracleクラスタ・ドメイン・アーキテクチャに含まれるドメイン・サービス・クラスタ(DSC)は非推奨になりました。
Oracleクラスタ・ドメインは、ドメイン・サービス・クラスタ(DSC)とメンバー・クラスタで構成されます。メンバー・クラスタは、Oracle Grid Infrastructure 19cで非推奨となりました。DSCは、引き続き、本番クラスタにサービスを提供するために使用可能です。ただし、それらのサービスの大部分ではホスティングにDSCを必要としなくなったため、DSCのインストールはOracle Database 23aiでサポートされなくなります。該当する場合、以前にDSCでホストされていたサービスに、任意のクラスタまたはシステムを使用することをお薦めします。Oracleでは、代替システムで各サービスを使用できるようになるまで、共有サービスをホストするためのDSCのサポートを継続します。
OLSNODESの使用
この項では、OLSNODESコマンドの使用に関連する項目について説明します。
概要
olsnodes
コマンドは、クラスタに参加しているすべてのノードのリストおよびその他の情報を表示します。
このコマンドを使用して、クラスタが操作可能な状態であること、およびすべてのノードがクラスタのメンバーとして登録されていることをチェックできます。このコマンドは、ノード番号を取得する方法も提供します。
OLSNODESコマンドのサマリー
olsnodes
コマンドでは、キーワードは使用しませんが、1つ以上のオプションを指定できます。
構文
olsnodes [[-n] [-s] [-t] [node_name | -l [-p]] | [-c]] [-a] [-g] [-v]
コマンド・パラメータを指定せずに、olsnodes
コマンドを発行すると、クラスタのノードのリストが戻されます。
[root@node1]# olsnodes
node1
node2
node3
node4
表C-1 OLSNODESのコマンド・オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-n |
クラスタに参加しているすべてのノードを表示し、割り当てられているノード番号も含まれます。 |
-s |
ノードのステータス( |
-t |
ノード・タイプ(pinnedまたはunpinned)を表示します。 |
node_name |
特定のノードの情報を表示します。 |
-l [-p] |
ローカル・ノードを表示し、ローカル・ノードへのプライベート・インターコネクトを含めます。 |
-c |
クラスタの名前を表示します。 |
-a |
クラスタ内のアクティブなノードのみを重複なしで表示します。 |
-g |
クラスタ検証の詳細情報を記録します。 |
-v |
クラスタ検証の情報を冗長モードで記録します。My Oracle Supportからの指示があった場合にのみ、デバッグ・モードで使用します。 |