グリッド・ネーミング・サービス(GNS)の仮想IPアドレスについて

GNS仮想IPアドレスは、ドメイン・ネーム・システム(DNS)で構成される静的なIPアドレスです。

ノート:

Oracle Grid Infrastructureのグリッド・ネーミング・サービス(GNS)の高可用性グリッド・ネーミング・サービス機能は、Oracle Database 23aiでは非推奨になりました。

高可用性GNSでは、マルチクラスタ環境における複数のGNSインスタンスを様々なロールで実行できます。この機能は非推奨になります。これに替わる機能はありません。

DNSはGNS仮想IPアドレスに問合せを委任し、GNSデーモンはそのアドレスで、受信した名前解決要求に応答します。サブドメイン内で、GNSはクラスタにノードが追加または削除されると、ホスト名およびIPアドレスを動的にマップできるようにします。DNSで新たにホスト構成を行う必要はありません。

GNSを有効にするには、クラスタに割り当てられたサブドメインのIPアドレス(grid.example.comなど)をネットワーク管理者に教えてもらい、そのサブドメインへのDNS要求を、クラスタのGNS仮想IPアドレスに委任してもらう必要があります。GNSはそのアドレスで機能します。DHCPは、クラスタに一連のIPアドレスを提供します。クラスタのパブリック・ネットワークでDHCPが使用可能である必要があります。