パスワードなしのSSH構成について

パスワードなしのSSH構成は、Oracle Grid Infrastructureのインストールでクラスタ・メンバー・ノードを構成するための必須のインストール要件です。任意の方法を使用して、パスワードなしのSSH構成を確立できます。

OUIを使用したパスワードなしのSSHの自動構成によって、クラスタのすべてのノード上にRSA暗号化キーが作成されます。システム上の制約により、DSAキーを使用するなどして手動でSSHを設定することが求められる場合は、この手順を参考にして、パスワードなしのSSHを設定してください。SSHが使用可能でない場合、Oracle Universal Installer (OUI)はかわりにrcpの使用を試行します。ただし、ほとんどのLinux Systemsでは、デフォルトではこれらのサービスを使用できません。

SSHを構成するには、最初に各クラスタ・ノードにRSAキーおよびDSAキーを作成してから、すべてのクラスタ・ノード・メンバーで生成されたすべてのキーを各ノードで同じ認証キー・ファイルにコピーすることをお薦めします。SSHファイルを読み取ることができのは、rootおよびソフトウェア・インストール・ユーザー(oraclegrid)のみである必要があります。これは、SSHが他のユーザーによってアクセス可能であると、SSHは秘密キーを無視するためです。この後の例では、DSAキーが使用されています。

ノート:

LinuxディストリビューションでサポートされているバージョンのSSHはOpenSSHです。