Oracle Clusterwareの記憶領域要件

様々なOracle Clusterデプロイメントにおいて、Oracle Clusterwareファイルをインストールするために、冗長タイプに基づいて最小ディスク数と最小ディスク領域要件を決定するには、この情報を使用します。

Oracleクラスタ・デプロイメント・タイプによるOracle Clusterwareに必要な空き記憶領域の合計

インストールするクラスタ構成に基づいて、Oracle Clusterware領域要件は冗長レベルによって異なります。次の表に、各クラスタ構成と冗長性レベルの領域要件を示します。

ノート:

DATAディスク・グループにはOCRおよび投票ファイルが格納され、RECOディスク・グループにはOracle Clusterwareバックアップ・ファイルが格納されます。

表8-1 Oracle RACデータベースを管理するためのOracle Grid Infrastructureデプロイメントの最小使用可能領域要件

冗長レベル DATAディスク・グループ Oracle Fleet Patching and Provisioning 合計記憶域

外部

1 GB

1 GB

2 GB

標準

2 GB

2 GB

4 GB

高/フレックス/拡張

3 GB

3 GB

6 GB

  • Oracle Clusterwareのバックアップ・ファイルには、DATA以外の別個のディスク・グループを使用することをお薦めします。

  • Oracle RACデータベースを管理するためのOracle Grid Infrastructureデプロイメントの初期サイズ設定は、最大4つのノード用です。クラスタに追加された新しい各ノードで、Oracle Clusterwareバックアップ・ファイルを含むディスク・グループにさらに記憶領域を追加する必要があります。

  • デフォルトでは、Oracle RACデータベースを管理するためのすべての新しいOracle Grid Infrastructureデプロイメントは、そのクラスタのみにパッチを適用するようにOracle Fleet Patching and Provisioningで構成されます。このデプロイメントには、自動的に構成された最小のACFSファイル・システムが必要です。