スタンドアロンCVUホーム

Oracle Database 23ai以降、Oracle Grid Infrastructureのインストールまたはアップグレード中に、スタンドアロンの代替プラガブル・ホームから構成検証ユーティリティ(CVU)を使用できます。

スタンドアロンCVUホーム機能は、Oracle Grid Infrastructureのインストールおよびアップグレードの前提条件チェックの実行に使用できる代替CVUソフトウェアの場所を提供します。CVUスタンドアロン・パッケージは四半期ごとにリリースされ、Oracle Technology Network Webサイトからダウンロードできます。スタンドアロンCVUリリースは、Oracle Grid Infrastructure環境の検証に使用できる重要な修正を含む最新のOracle Grid Infrastructureリリース更新(RU)に基づいています。

検証にスタンドアロンCVUを使用するには、次のステップに従います:

  1. gridユーザーとして、新しいスタンドアロンCVUホーム・ディレクトリを作成します。
    mkdir -p /u01/app/23.0.0/grid/cvuhome

    ノート:

    スタンドアロンCVUホーム・ディレクトリに500MB以上の空きディスクがあることを確認します。
  2. Oracle Technology Network WebサイトからスタンドアロンCVUホーム・ディレクトリにcvupack.zipファイルをダウンロードします。
  3. スタンドアロンCVUホーム・ディレクトリでcvupack.zipファイルを解凍します。
  4. スタンドアロンCVUバイナリを使用してOracle Grid Infrastructureを起動します。
    /u01/app/23.0.0/grid/gridSetup.sh -DORA_CVU_LOC=/u01/app/23.0.0/grid/cvuhome