3.17 Oracle Data Redactionポリシーの削除

DBMS_REDACT.DROP_POLICYプロシージャは、Oracle Data Redactionポリシーを削除します。

Oracle Data Redactionポリシーは、有効であっても無効であっても削除できます。REDACTION_POLICIESビューのPOLICY_NAME列を問い合せて、既存のデータ・リダクション・ポリシーの名前を確認できます。Oracle Data Redactionポリシーに関連付けられた表またはビューを削除すると、ポリシーは自動的に削除されます。ベスト・プラクティスは、まずポリシーを削除し、その後、表またはビューを削除することです。
  1. DBMS_REDACT PL/SQLパッケージに対するEXECUTE権限と、ADMINISTER REDACTION POLICYシステムまたはスキーマ権限があるユーザーでPDBに接続します。
  2. DBMS_REDACT.DROP_POLICYプロシージャを実行します。
    次の構文を使用します。
    DBMS_REDACT.DROP_POLICY (
       object_schema       IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, 
       object_name         IN VARCHAR2,
       policy_name         IN VARCHAR2);
    

    ここでは次のように指定します:

    • object_schema: データ・リダクション・ポリシーが適用されるオブジェクトのスキーマを指定します。この設定を省略(またはNULLを入力)する場合、Oracle Databaseは現在のスキーマ名を使用します。

    • object_name: データ・リダクション・ポリシーに使用する表またはビューの名前を指定します。

    • policy_name: 削除するポリシーの名前を指定します。

    例:

    BEGIN
      DBMS_REDACT.DROP_POLICY (
        object_schema  => 'mavis',
        object_name    => 'cust_info',
        policy_name    => 'redact_cust_user_ids');
    END;
    /
DBMS_REDACT.DROP_POLICYプロシージャを実行した後、削除はすぐに有効になります。