4.3 リダクション・ポリシーがある列を使用する場合のSQL式および集合演算を含む問合せでのリダクション結果

リダクション・ポリシーがある列を含む問合せのSELECTリストにSQL式が存在する場合、そのSQL式の結果は常に完全にリダクションされます。function_typeパラメータを使用してユーザーが指定したリダクション・タイプは、データのリダクションには使用されません。

完全リダクションは、最も多くのデータ型をサポートしているため、SQL式の結果に対して必ず実行されます。

SQL式の結果のデータ型が完全リダクションでサポートされていない場合は、結果としてNULLが返されます。

データ・リダクション・ポリシーがある列でSQL式またはSET操作が使用されている場合は、基にあるリダクション・タイプに関係なく、その結果のリダクション・タイプはデフォルトでFULLになります。

たとえば、c1がランダム・リダクション・タイプ、c2が部分リダクション・タイプである場合、SUMまたはUNION操作の結果では、完全にリダクションされた値が返されます。

例4-3 SUM SQL式

select sum(c1,c2) from t1 order by c1;

例4-4 SET操作

select c1 from t1 UNION select c2 from t2;

使用されている個別のリダクション・タイプに関係なく、データ・リダクションでは、SQL式またはSET操作の結果が完全にリダクションされます。