Oracle Exadata Infrastructureのパッチ適用について

Oracle Fleet Patching and Provisioning (Oracle FPP)では、Oracle Exadataインフラストラクチャ(ストレージ・セル、ネットワーク・スイッチ、データベース・ノードを含む)へのローリング・パッチ適用がサポートされます。

Oracle Exadataインフラストラクチャへのパッチ適用では、パッチ適用操作を開始する駆動ノードを選択します。駆動ノードは、Oracle FPPサーバーまたは任意のOracle FPPクライアント・ノードのいずれかにすることができます。

Oracle FPPサーバーからパッチ適用操作を開始するには、-serverオプションを使用します。このパッチ駆動モードの場合、ワークフローは次のとおりです:
  1. Oracle FPPサーバーからターゲット・ノードへのパスワードなしのSSH rootユーザー等価を設定します。
  2. パッチ操作の影響を評価します(-eval事前チェック)。
  3. rhpctl update exadataコマンドを使用してパッチを適用します。
Oracle FPPクライアントからパッチ適用操作を開始するには、-client client_node_nameオプションを使用します。このパッチ駆動モードの場合、ワークフローは次のとおりです:
  1. Oracle FPPクライアントからターゲット・ノードへのパスワードなしのSSH rootユーザー等価を設定します。
  2. rhpctl import imageコマンドを使用して、ターゲット・ノードにイメージをデプロイします。
  3. パッチ操作の影響を評価します(-eval事前チェック)。
  4. rhpctl update exadataコマンドを使用してパッチを適用します。

なんらかの理由でパッチ操作が失敗した場合、Oracle FPPを使用すると、セル・サーバーおよびデータベース・ノードのパッチをロールバックし、ネットワーク・スイッチのパッチをダウングレードできます。