Oracle Fleet Patching and Provisioning Local Modeについて

Oracle Fleet Patching and Provisioning (Oracle FPP)は、Oracle Grid Infrastructureをインストールすると、デフォルトでOracle FPP Local Modeモードで構成されます。

ノート:

• Oracle FPP Local Modeでは、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのパッチ適用操作を実行するためにJavaコンテナは必要ありません。

Oracle FPP Local Modeでは個別の設定は必要ありません。これを使用できるのは、ローカル・クラスタでOracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructureのパッチ適用を管理する場合のみです。Oracle FPP Local Modeでは、Oracle FPP Central Serverと比較して機能のセットが削減されています。

Oracle FPP Local Modeの操作を使用すると、ローカル・クラスタでOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのパッチ適用操作を実行できます。rhpctl move gihomeまたはrhpctl move databaseコマンドを使用して、Oracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseのパッチ適用済ホームのいずれかをデプロイしてパッチ操作を実行し、ソースと宛先のパスを指定します。

Oracle FPP Local Modeでは、Oracle Database 11g (11.2.0.4)、12c (12.1.0.2)、12c (12.2.0.1)以降がクラスタ環境でサポートされます。スタンドアロン(クラスタ化されていない)環境では、データベース・ホームにのみパッチを適用でき、データベース・ホームはOracle Database 18c以上である必要があります。

Oracle FPP Local Modeはデプロイメント上でローカルに実行されるため、アーキテクチャにOracle Fleet Patching and Provisioningサーバーは必要ありません。Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーを構成する場合は、Oracle FPP Local Mode構成を削除する必要があります。