7.24 SDO_GEOR.generateSpatialResolutions
構文(プロシージャ)
SDO_GEOR.generateSpatialResolutions( georaster IN OUT SDO_GEORASTER, outResolution OUT SDO_NUMBER_ARRAY);
構文(ファンクション)
SDO_GEOR.generateSpatialResolutions( georaster IN SDO_GEORASTER, pyramidLevel IN NUMBER DEFAULT NULL, SRID IN NUMBER DEFAULT NULL, resolutionUnit IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, ) RETURN SDO_NUMBER_ARRAY;
説明
GeoRasterオブジェクトの各空間次元に沿って空間解像度の値を生成します。
パラメータ
- georaster
-
GeoRasterオブジェクトを指定します。
- outResolution
-
GeoRasterオブジェクトの生成される空間解像度を指定します。これは、それぞれX軸とY軸の空間解像度を表す2つの数値の配列です。
- pyramidLevel
-
戻される解像度の値のピラミッド・レベルを指定します。デフォルトはピラミッド・レベル0です。
- SRID
-
座標系を指定します。MDSYS.CS_SRS表のSRID列の値を指定する必要があります。srid値に0 (ゼロ)を指定することはできません。指定しない場合、デフォルトは
georaster
に関連付けられたSRIDです。 - resolutionUnit
-
測定単位(
unit=
を含む引用符で囲まれた文字列)を指定します。指定しない場合、SRID
に関連付けられた単位が使用されます。
使用上のノート
SDO_GEOR.generateSpatialResolutionsには2つの構文があります。
-
プロシージャ構文では、生成される空間解像度をGeoRasterオブジェクトのメタデータに設定します。GeoRasterオブジェクトのメタデータは更新されます。生成された空間解像度を取得するためには、GeoRasterオブジェクトを地理参照する必要があります。
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ファンクションの構文では、GeoRasterオブジェクトのメタデータの地理参照情報に基づいて空間解像度を生成して戻します。GeoRasterオブジェクトのメタデータは更新されません。
GeoRasterオブジェクトを地理参照する必要があります。生成される空間解像度は、GeoRasterオブジェクトの中央のセルの解像度になります。
戻される数値の配列で、各値は、ピクセルの空間次元によって表現されるデータ領域に関連付けられた測定単位の数を示します。たとえば、空間解像度の値が(10,10)で、地上データの測定単位がmである場合、各ピクセルは10m×10mの領域を示します。
処理の完了後、GeoRasterオブジェクトは自動的に検証されます。
SDO_GEOR.getSpatialResolutionsファンクションの「使用上のノート」も参照してください。
例
次の例では、指定したGeoRasterオブジェクトのピラミッド・レベル2で各空間次元に沿って空間解像度の値を生成します。
SELECT sdo_geor.generateSpatialResolutions(georaster, 2, 4326, null) FROM georaster_table WHERE georid=2; SDO_GEOR.GENERATESPATIALRESOLUTIONS(GEORASTER,2,4326,NULL) -------------------------------------------------------------------------------- SDO_NUMBER_ARRAY(.000024266, .000018006)
親トピック: SDO_GEORパッケージのリファレンス