8.10 SDO_GEOR_ADMIN.listDanglingRasterData
形式
SDO_GEOR_ADMIN.listDanglingRasterData() RETURN SDO_STRING2_ARRAYSET;
説明
GeoRasterシステム・データ・エントリおよびGeoRasterデータを確認し、すべてのダングリング・ラスター・データを示します。
パラメータ
なし。
使用上のノート
ラスター・データ表(RDT)には、存在しないGeoRasterオブジェクトまたはSYSDATA表で参照されないGeoRasterオブジェクトに対する行が存在することがあります。このような行に関連付けられたラスター・ブロックを、ダングリング・ブロックといいます。ダングリング・ラスター・ブロックが存在すると、RDTに必要な主キーが定義されているかぎり問題は発生しませんが、RDTのディスク領域が無駄に消費されます。現行のスキーマ内またはすべてのスキーマ内にあるダングリング・ブロックを検索するには、SDO_GEOR_ADMIN.listDanglingRasterDataファンクションをコールします。
DBAロールを持つユーザーとしてこのファンクションを実行すると、ファンクションはデータベース内のすべてのスキーマにあるダングリング・ブロックをリストします。それ以外の場合は、現行のスキーマ内のダングリング・ブロックのみをリストします。
このファンクションをコールする前に、SDO_GEOR_ADMIN.registerGeoRasterObjectsをコールしてすべての既存のGeoRasterオブジェクトを登録する必要があります。
ダングリング・ラスター・ブロック・データをRDTから削除するには、SDO_GEOR_ADMIN.listDanglingRasterDataファンクションによって検出された問題に関連する行を削除します。
このファンクションは、ダングリング・ラスター・データのカンマ区切りリストの配列を戻します。このリストの内容は次のとおりです。
-
スキーマ名(DBAロールを持つユーザーとして接続している場合のみ)
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RDTの名前
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ラスターID
例
次の例では、現行のスキーマにあるすべてのダングリング・ラスター・データを示します。
SELECT * FROM THE (SELECT SDO_GEOR_ADMIN.listDanglingRasterData FROM DUAL); COLUMN_VALUE -------------------------------------------------------------------------------- SDO_STRING2_ARRAY('RDT11', '3')
親トピック: SDO_GEOR_ADMINパッケージのリファレンス