8.8 SDO_GEOR_ADMIN.listGeoRasterObjects

形式

SDO_GEOR_ADMIN.listGeoRasterObjects(
	list_option VARCHAR2 DEFAULT NULL,
        table_name  VARCHAR2 DEFAULT NULL
) RETURN SDO_STRING2_ARRAYSET;

説明

現行のスキーマまたはデータベース内のすべてのスキーマに定義されているGeoRasterオブジェクトをリストします。

パラメータ

list_option
リストするGeoRasterオブジェクトのタイプ。

次のSTRING値がサポートされています。

  • ALL: リストするGeoRasterオブジェクトとしてすべてのタイプ(REGISTEREDまたはUNREGISTERED)を指定します。
  • REGISTERED: リスト対象としてREGISTERED GeoRasterオブジェクトのみを指定します。
  • UNREGISTERED: リスト対象としてUNREGISTERED GeoRasterオブジェクトのみを指定します。
  • NULL (デフォルト): リストするGeoRasterオブジェクトとしてすべてのタイプ(REGISTEREDまたはUNREGISTERED)を指定します。
table_name
GeoRaster表の名前。
  • <schema_name>.<table_name>という形式で指定されるGeoRaster表名。<schema_name>を省略すると、現在のユーザーのスキーマ名が使用されます。
  • table_nameパラメータが指定されている場合、指定した表内のGeoRasterオブジェクトのみがリストされます。このパラメータがNULLの場合、すべてのGeoRasterオブジェクトがリストされます。

使用上のノート

このファンクションは、GeoRasterオブジェクトとその登録ステータスのカンマ区切りリストの配列を戻します。このリストの内容は次のとおりです。

  • スキーマ名(DBAロールを持つユーザーとして接続している場合のみ)

  • GeoRaster表の名前

  • GeoRaster列の名前

  • RDTの名前

  • ラスターID

  • ステータス: registered (GeoRasterオブジェクトがSYSDATA表に登録されている)またはunregistered (GeoRasterオブジェクトがSYSDATA表に登録されていない)

DBAロールを持つユーザーとしてこのファンクションを実行すると、ファンクションはデータベース内のすべてのスキーマに定義されているGeoRasterオブジェクトをリストします。それ以外の場合は、現行のスキーマに定義されているGeoRasterオブジェクトのみをリストします。

次の例では、現行のスキーマに定義されているGeoRasterオブジェクトを示します。

SELECT * FROM THE (SELECT SDO_GEOR_ADMIN.listGeoRasterObjects FROM DUAL);
 
COLUMN_VALUE
---------------------------------------------------------------------------------
SDO_STRING2_ARRAY('TEST_TABLE1', 'GEOR', 'RDT_REGULAR_01', '1', 'registered')
SDO_STRING2_ARRAY('TEST_TABLE2', 'GEOR', 'RDT_REGULAR_01', '2', 'registered')

次の例では、現在のスキーマでの表TEST_TABLE1内の登録済GeoRasterオブジェクトをリストします。

SELECT * FROM THE (SELECT SDO_GEOR_ADMIN.listGeoRasterObjects(‘REGISTERED’, ‘TEST_TABLE1’ FROM DUAL);
 
COLUMN_VALUE
---------------------------------------------------------------------------------
SDO_STRING2_ARRAY('TEST_TABLE1', 'GEOR', 'RDT_REGULAR_01', '1', 'registered')