9.7 SDO_GEOR_AGGR.validateForMosaicSubset

形式

SDO_GEOR_AGGR.validateForMosaicSubset(
     inGeoRasters    IN SYS_REFCURSOR, 
     outSRID         IN NUMBER, 
     outResolutions  IN SDO_NUMBER_ARRAY, 
     resolutionUnit  IN VARCHAR2, 
     resultTableName IN VARCHAR2);

または

SDO_GEOR_AGGR.validateForMosaicSubset(
     georasterTableNames  IN VARCHAR2, 
     georasterColumnNames IN VARCHAR2, 
     outSRID              IN NUMBER, 
     outResolutions       IN SDO_NUMBER_ARRAY, 
     resolutionUnit       IN VARCHAR2, 
     resultTableName      IN VARCHAR2);

説明

仮想モザイクまたはGeoRasterオブジェクトの大規模なコレクションに対してモザイク処理またはサブセット問合せ操作を実行可能であるかどうかをチェックします。検証エラーおよびノートは、すべてユーザーが作成した結果表に格納されます。

パラメータ

inGeoRasters

カーソルのソースGeoRasterオブジェクトを指定します。

georasterTableNames

ソースGeoRasterオブジェクトを含む表の名前(カンマ区切り)を指定します。

georasterColumnNames

georasterTableNamesの表名に対応する表のSDO_GEORASTER型の列の名前(カンマ区切り)を指定します。

outSRID

出力GeoRasterオブジェクトの座標系を指定します。NULLか、またはMDSYS.CS_SRS表のSRID列の値を指定する必要があります。

outResolutions

出力GeoRasterデータの解像度を指定します。NULLの場合、デフォルトは、最初に出現したソースGeoRasterオブジェクトの解像度です。

resolutionUnit

outResolutionsパラメータの単位を指定します。NULLの場合、デフォルトは出力SRIDの単位です。指定する場合、"unit=value"という形式で、引用符で囲んだ文字列にする必要があります。valueは単位名の値です(SDO_UNITS_OF_MEASURE表の有効なUNIT_OF_MEAS_NAME値)。このパラメータは、outResolutionsがNULLである場合は無視されます。

resultTableName

検証の結果表の名前を指定します。この表は、事前に存在する必要があり、次の列定義が含まれる必要があります。

time timestamp, 
type varchar2(16), 
description varchar2(512), 
table_name varchar2(32), 
column_name varchar2(1024), 
rdt_table_name varchar2(32), 
raster_id number

使用上のノート

resultTableNameパラメータ値には次の考慮事項が適用されます。

  • 指定した表が存在しない場合、エラーが生成されます。

  • パラメータが指定されていないか、NULLに指定されている場合、プロシージャでは、最初の検証エラーの検出時にエラーがスローされますが、それ以外の場合、すべての検証エラーが表に配置され、エラーなしで完了します。

  • 指定した表が空ではない場合、プロシージャでは、表の既存のデータに行が追加されますが、いずれかの列に対する一意の制約があり、新しく追加されたデータの値がその制約付きの行に含まれる既存のデータの値と同じである場合、エラーが生成されます。

  • 表のTYPE列には、ERROR (修正する必要のある項目)やNOTE (なんらかのアクションを必要とするか、必要としない情報)などの問題のタイプを示す文字列が含まれます。DESCRIPTION列では、問題の詳細が提供されます。

このプロシージャは、次の検証チェックを実行します。

  • ソースGeoRasterオブジェクトのバンド次元サイズは、同じである必要があります。

  • ソースGeoRasterオブジェクトには、一貫した地理参照ステータス(すべてが地理参照されているか、すべてが地理参照されていないか)が必要です。

  • モザイク処理の実行時に、再投影または幾何補正を実行する場合、その操作は実行可能である必要があります。

次の例では、モザイク操作が可能であるかどうかをチェックします。検証エラーは、すべて事前定義済のMOSAIC_ERROR表に格納されます。

EXECUTE sdo_geor_aggr.validateForMosaicSubset('georaster_table_1, georaster_table_2', 'georaster, georaster', 26986, sdo_number_array(30, 30), 'unit=meter', 'mosaic_error');

-- Check the validation results:
SELECT table_name table, column_name column, rdt_table_name rdt, raster_id rid, type, description FROM mosaic_error ORDER BY time;

TABLE       COLUMN    RDT   RID TYPE  DESCRIPTION
----------  --------  ----- --- ----- ---------------------------------------
GEORASTER_1 GEORASTER RDT_1   2 ERROR The source georaster object is       
                                      not georeferenced.