MAA Platinumリファレンス・アーキテクチャには、Goldアーキテクチャでは実現できない、停止および計画メンテナンス・アクティビティの停止時間をゼロにする可能性があります。Platinumアーキテクチャは、Goldアーキテクチャ上に構築されており、Oracle GoldenGateレプリケーションを追加することにより、移行、アプリケーションのアップグレードおよびデータベースのアップグレードによる停止時間をなくしています。各Oracle GoldenGateデータベースは、スタンバイ・データベースによって保護されているので、データベース、クラスタ、またはサイトに障害が発生した場合のデータ損失をゼロまたはほぼゼロにできます。
Oracle GoldenGateには次のような利点があります。
- 必要に応じて、単方向または双方向のレプリケーションで任意のレプリカの読取りおよび更新が可能
- レプリカは、異なるプラットフォーム、データベース・バージョン、データベースまたはアプリケーション構成で実行できるため、オンラインでの移行およびデータベースとアプリケーションのアップグレードが可能
- レプリカがオンラインであるため、停止および計画メンテナンス・アクティビティ中にアプリケーションがダウンタイムなしでスイッチオーバーが可能(アプリケーション・コンティニュイティとは異なり、アプリケーションのスイッチオーバーにはカスタマイズが必要)
他のMAAアーキテクチャとは異なり、特に他のレプリカにスイッチオーバーする必要がある場合は、Oracle GoldenGateをアーキテクチャに統合するのにアプリケーションの考慮事項が必要です。グローバル・データ・サービスまたはカスタム・アプリケーション・サービス管理は、いずれかのレプリカが停止したときに、移行、データベース・アップグレード、サイト・スイッチなどのアクティビティでアプリケーション停止時間をゼロまたは最小にするために必要になる場合もあります。また、任意の時点で複数のレプリカが同時に更新される場合は、競合の検出および解決を構成する必要があります。
ダウンタイムなしのアプリケーション・アップグレードに対処するための最適な解決策は、プライマリ・データベースの代替レプリカでアプリケーションを変更し、すべてのトランザクションが同期されたときに、プライマリ・データベースからプライマリ・データベースの代替レプリカに切り替えることです。
次の表に示すように、MAA Platinumのサービス・レベルは、最もミッション・クリティカルなOracle要件に対応し、データ損失ゼロで最大の稼働時間を確保できる潜在能力を提供します。
| 計画外停止 | RTO/RPOサービス・レベル目標1 |
|---|---|
| リカバリ可能なノードまたはインスタンスの障害 | ゼロまたは1桁秒2、3 |
| 障害: 破損とサイトの障害 | ゼロ3 |
| 計画メンテナンス | |
| ソフトウェア/ハードウェアの更新 | ゼロ2 |
| データベースのメジャー・アップグレード | ゼロ3 |
1 明示的に指定しないかぎり、RPOはゼロになります
2 ダウンタイムをゼロにするか、オンライン処理に対する影響を最小限に抑えるには、MAAアプリケーションのチェックリストのベスト・プラクティスを適用してください。バッチ操作などの長時間実行トランザクションについては、計画メンテナンス・ウィンドウ外に延期するのが最善です。
3アプリケーション・フェイルオーバーはカスタム、またはGlobal Data Servicesを使用します
このMAAリファレンス・アーキテクチャで使用されるOracle機能の詳細は、前述の図をクリックするか、「次」をクリックしてください。
オンプレミス、Exadata Database MachineおよびOracle CloudでのOracle Databaseの計画停止時間および計画外停止時間を短縮するためのOracle MAAブループリントの詳細を参照してください。