1 Oracle DatabaseにおけるJavaの概要

Oracle DatabaseのJavaは、Oracle JVMとも呼ばれます。Oracle JVMは、インプレース・データの処理や、Webサービス、Hadoopサーバー、サード・パーティ・データベースおよびレガシー・システムのコール、サード・パーティのJavaライブラリの実行、またはJython、Groovy Kotlin、Clojure、Scala、JRubyなどのJavaベースの言語の実行に使用できます。

Oracle JVMは、AQ JMS、XDB、Spatial、Scheduler、Java XAなどのデータベース・コンポーネントでも使用されますこの章では、SQLデータと統合されたサーバー側アプリケーションの開発に習熟しているOracle PL/SQL開発者を対象として、Oracle JVMの概要をJava言語の基本的な概要から始めて説明します。これらの開発者は、Oracle Databaseのスケーラビリティおよびパフォーマンスを利用したJavaのサーバー側アプリケーションを開発できます。

この章の構成は、次のとおりです。