4 更新可能なJSONリレーショナル二面性ビュー
ビューを更新可能として定義すると、アプリケーションでは二面性ビューでサポートされているJSONドキュメントを更新できます。どの種類の更新操作(更新、挿入、削除)を許可するか、どのドキュメント・フィールドを誰がいつどのように更新するかを指定できます。また、ETAGハッシュ値に関与するフィールドも指定できます。
二面性ビュー自体はデータを格納しません。サポートされているJSONドキュメント(生成される)の基礎となるデータはすべて、ビューの基礎となる表に格納されます。ただし、多くの場合、その表データはビューに格納されていると考えると便利です。同様に、二面性ビューが更新可能であるということは、表の一部または全部のデータを更新でき、そのためサポートされているドキュメント内のフィールドの一部または全部を更新できるということを意味します。
アプリケーションは、既存のドキュメントを置換して完全なドキュメントを更新できます。または、特定のフィールドのみを更新することもできます。
アプリケーションでは、ドキュメントが以前の状態から変更されていない(たとえば、データベースから最後に取得されてから変更されていない)場合にのみ、オプションでドキュメントに対して更新を実行できます。
アプリケーションでは、オプションで、データベース・トリガーを使用して、更新後に一部のアクションを自動的に実行することもできます。
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- 注釈(NO)UPDATE、(NO)INSERT、(NO)DELETEによる更新操作の許可/禁止
キーワードUPDATE
は、注釈を付けたデータを更新できるという意味です。キーワードINSERT
およびDELETE
は、注釈で対応されたフィールド/列をそれぞれ挿入または削除できることを意味します。 - 注釈(NO)CHECKによるETAG計算のフィールドの包含/除外
更新操作の実行時にドキュメントの状態/バージョンのチェックに使用するドキュメントの部分を宣言的に指定するには、このようなドキュメントをサポートする二面性ビューの定義に注釈を付けます。 - 二面性ビューの更新操作に必要なデータベース権限
アプリケーションが特定の二面性ビューのデータに対して実行できる操作の種類は、ビュー所有者と、アプリケーションがデータベースに接続する際に使用するデータベース・ユーザー(データベース・スキーマ)に付与されたデータベース権限によって異なります。 - 二面性ビューを更新するためのルール
二面性ビューでサポートされるドキュメントを更新する場合は、一部のルールを考慮する必要があります。