Standard Edition高可用性について

このリリースでは、Oracle Database Standard Edition 2を高可用性モードでインストールできます。

Standard Edition高可用性は、Oracle Clusterwareを使用して、シングル・インスタンスのStandard EditionのOracle Databases用にクラスタベースのフェイルオーバーを提供します。

Oracle Standard Edition高可用性は、Oracle Clusterware、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)およびOracle Advanced Cluster File System (Oracle ACFS)など、Oracle Grid Infrastructureにすでに含まれているクラスタ機能およびストレージ・ソリューションを利用しています。

データベース・ファイル用および非構造化データ用のOracle ASMやOracle ACFSなどの、統合された、共有の、同時にマウントされた記憶域を使用することにより、Oracle Grid Infrastructureではフェイルオーバーのノード上でOracle Databaseを再起動でき、これは、フェイルオーバーおよび再マウントされたボリュームやファイル・システムに依存するクラスタ・ソリューションよりもはるかに高速です。

Standard Edition高可用性は、Linux x86-64でサポートされています。

ノート:

この項では、Standard Edition Oracle Databases 23ai以降に向けてクラスタ・ベースのデータベース・フェイルオーバーを提供する、Standard Edition高可用性について詳しく説明します。Oracle Databaseの高可用性オプションの詳細は、Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドを参照してください。