コマンドライン・インタフェースを使用したOracle Databaseのインストール

Oracle Databaseソフトウェアをインストールし、コマンドライン・インタフェースでゴールド・イメージベースのインストールを使用してOracle Databaseを作成します。

インストールを開始する前に、ユーザー・グループおよび記憶域パスに関して指定する必要があるすべての情報を準備します。インストール時に、My Oracle Support資格証明を使用可能にしておくことをお薦めします。rootスクリプトを実行したり、rootスクリプトを自動化するための情報を提供する準備も行う必要があります。

  1. ソフトウェア・バイナリの所有者にするOracleインストール所有者ユーザー・アカウント(oracle)でログインします。
  2. Oracleソフトウェアを初めてインストールする場合は、Oracle Optimal Flexible Architecture (OFA)の推奨に従って.OracleベースおよびOracleインベントリのディレクトリを作成します。これらのディレクトリに適切な所有者、グループおよび権限を指定します。
    mkdir -p /u01/app/oracle
    mkdir -p /u01/app/oraInventory
    chown -R oracle:oinstall /u01/app/oracle
    chown -R oracle:oinstall /u01/app/oraInventory
    chmod -R 775 /u01/app
  3. 選択したディレクトリにOracle Databaseのインストール・イメージ・ファイル(db_home.zip)をダウンロードします。たとえば、イメージ・ファイルを/tmpディレクトリにダウンロードできます。
  4. OFA準拠のOracleホーム・ディレクトリを作成し、ダウンロードしたイメージ・ファイルをOracleホーム・ディレクトリに展開します。たとえば:
    mkdir -p /u01/app/oracle/product/23.0.0/dbhome_1
    cd /u01/app/oracle/product/23.0.0/dbhome_1
    unzip -q /tmp/db_home.zip

    ノート:

    • 作成したOracleホーム・ディレクトリのパスが、Oracle Optimal Flexible Architectureの推奨事項に準拠していることを確認してください。また、インストール・イメージ・ファイルは、作成したこのOracleホーム・ディレクトリにのみ解凍してください。
    • OracleホームまたはOracleベースをsymlinksにすることも、その親ディレクトリをrootディレクトリまで作成することもできません。
  5. Oracleホーム・ディレクトリから、Oracle Databaseソフトウェアのインストールとデータベースの作成を開始します。
    cd /u01/app/oracle/product/23.0.0/dbhome_1
    ./runInstaller -createDatabase -OSDBA dba -OSBACKUPDBA backupdba -OSDGDBA dgdba -OSKMDBA kmdba -OSRACDBA racdba 
    -ORACLE_BASE /u01/app/oracle -diskGroup DATA -gdbName mydb.example.com -pdbName mypdb1 -dbSID mydb -memoryLimit 24457 
    -OSOPER oper -installEdition EE -enableAutoMemoryManagement -INVENTORY_LOCATION /u01/app/oraInventory 
    -executeConfigTools -executeRootScript -configMethod ROOT

    ノート:

    runInstallerコマンドは、Oracleホーム・ディレクトリからのみ実行します。$ORACLE_HOME/oui/bin/またはその他の場所からrunInstallerを実行してOracle Databaseをインストールしないでください。
  6. 要求されたら、rootユーザー・パスワードを指定します。