分散問合せでのエラー処理
分散問合せは、トリガーまたはストアド・サブプログラムを使用して作成できます。この分散問合せは、ローカルのOracle Databaseインスタンスによって、対応する数のリモート問合せに分解されてリモート・ノードに送られます。リモート・ノードはその問合せを実行し、ローカル・ノードにその結果を送ります。その後、ローカル・ノードは必要な後処理を行い、ユーザーまたはアプリケーションに結果を戻します。
たとえば、制約違反のために分散問合せ文の一部でエラーが発生すると、Oracle DatabaseはORA-02055を戻します。後続する文またはサブプログラムの起動は、ロールバック、またはセーブポイントまでのロールバックが入力されるまで、ORA-02067を戻します。
分散更新の一部でエラーが発生したことを示すエラー・メッセージがチェックされるように、アプリケーションを設計してください。エラーを検出した場合、アプリケーションが処理を継続する前に、トランザクション全体をロールバック(またはセーブポイントまでロールバック)してください。