9.4.2 多数の同時接続要求の処理
リスナーによる同時接続要求の大量処理が予想される場合は、TCP/IPまたはIPCリスニング・エンドポイントに対してリスナー・キュー・サイズを指定できます。
リスナー・キュー・サイズを指定するには、次の手順に従います。
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プロトコル・アドレスの終端にある
QUEUESIZE
パラメータに、予想される同時要求数を指定します。次の例は、キュー・サイズを20に設定します。
LISTENER= (DESCRIPTION= (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)(QUEUESIZE=20)))
ノート:
デフォルトの同時接続要求数は、オペレーティング・システムによって異なります。Linuxオペレーティング・システムとMicrosoft WindowsのTCP/IPのデフォルト値は、次のとおりです。
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Linuxオペレーティング・システム: 128
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Microsoft Windows XP Professional SP2: 10
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Microsoft Windows Server Enterprise Edition: 200
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親トピック: Oracle Net Listener構成のカスタマイズ