2 データベースの識別とアクセス
データベースの識別方法とクライアントのデータベースへのアクセス方法について説明します。
- データベース・インスタンスの理解
データベースには1つ以上のインスタンスがあります。インスタンスは、システム・グローバル領域(SGA)と呼ばれるメモリー領域とOracleバックグラウンド・プロセスからなります。 - データベース・サービスの理解
Oracleデータベースは、クライアントに対してサービスとして表されます。データベースには、1つ以上のサービスを対応付けることができます。 - データベース・サービスへの接続
データベース・サービスに接続するために、クライアントで、データベースの場所とデータベース・サービスの名前を示す接続記述子が使用されます。 - サービス・ハンドラの理解
サービス・ハンドラは、Oracleデータベースへの接続ポイントとして機能します。サービス・ハンドラには、ディスパッチャまたは専用サーバー・プロセス、またはプールがあります。 - ネーミング・メソッドの理解
Oracle Net Servicesは、いくつかの種類のネーミング・メソッドを提供しています。これらは、各クライアント上のローカル構成またはネットワーク上のすべてのクライアントがアクセスできる集中化された構成をサポートしています。 - 複数リスナーを使用したサービスのアクセス可能性の拡張
一部の構成(Oracle RACなど)では、同じデータベース・サービスへの複数のクライアント接続要求を処理するために、複数のノード上に複数のリスナーを構成できます。
親トピック: Oracle Net Servicesの理解