1.2 データベース・インスタンスの理解

データベースには1つ以上のインスタンスがあります。インスタンスは、システム・グローバル領域(SGA)と呼ばれるメモリー領域とOracleバックグラウンド・プロセスからなります。

インスタンスのメモリーおよびプロセスは、関連付けられたデータベースのデータを効率よく管理し、データベース・ユーザーに提供します。

ノート:

インスタンスは、Oracle XML DBなど、他のサービスも管理します。

次の図では、salesfinanceという2つのデータベース・インスタンスを示します。各インスタンスは、それぞれのデータベースとサービス名に対応付けられています。

図2-13 各データベースに1つのインスタンス

図2-13の説明が続きます
「図2-13 各データベースに1つのインスタンス」の説明

インスタンスはインスタンス名で識別されます(この例では、salesfinanceなどです)。インスタンス名は、INSTANCE_NAME初期化パラメータで指定されます。インスタンス名のデフォルトは、データベース・インスタンスのOracleシステム識別子(SID)です。

一部のハードウェア・アーキテクチャでは、複数のコンピュータがデータ、ソフトウェアまたは周辺装置へのアクセスを共有できます。Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)では、単一の物理データベースを共有する異なるコンピュータ上で複数のインスタンスを実行することで、このようなアーキテクチャを活用できます。

次の図では、Oracle RAC構成を示します。この例では、2つのインスタンス、sales1sales2が1つのデータベース・サービス、sales.us.example.comに対応付けられています。

図2-14 1つのOracle RACデータベースへの複数インスタンスの対応付け

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「図2-14 1つのOracle RACデータベースへの複数インスタンスの対応付け」の説明