インメモリー
列ストアのパフォーマンスを改善するための自動インメモリーの拡張
自動インメモリー(AIM)が拡張され、拡張ワークロード分析アルゴリズムに基づいてデータベース・インメモリー・パフォーマンス機能の作成および削除が自動的に可能になります。これらの機能には、結合グループ、結合キー列のハッシュ化されたディクショナリ値のキャッシュおよびインメモリー最適化算術が含まれています。
自動インメモリー(AIM)が拡張され、パフォーマンスを向上させるデータベース・インメモリー機能を識別および有効化または無効化できます。機能は、効果が最も高いのはどれであるかを基準にして、選択的に、またはグローバルに有効化されます。これにより、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、また、手動での操作を必要とせずにインメモリー列ストア内の領域を節約できます。
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Autonomous Databases向けの自動インメモリー・サイズ設定
インメモリー列ストアが、ワークロードに基づいて自動的に拡大および縮小されるようになりました。これにより、インメモリー列ストアをAutonomous Databaseで使用できるようになります。部分的に移入されているオブジェクトに対するExadataスキャンのパフォーマンスがさらに向上します。
自動インメモリー・サイズ設定を使用すると、様々なデータベース・ワークロードに対応するためにインメモリー列ストアのサイズを手動で変更する必要がなくなります。これにより、データベース・インメモリーの有効化の管理作業が軽減されます。また、自動インメモリー・サイズ設定では、インメモリー列ストアをAutonomous Database (ADB)で有効化できます。これにより、ADB上で実行されているアプリケーションで、より高速な分析問合せパフォーマンスを利用できるようにもなります。
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インメモリー最適化日
DATEベースの問合せのパフォーマンスを向上させるために、DATEコンポーネント(DAY、MONTH、YEARなど)を抽出して、インメモリー式フレームワークを使用してIM列ストアに移入できます。
この機能拡張により、DATE列に対する問合せ処理が高速化され、日付ベースの分析問合せのパフォーマンスが大幅に向上します。
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インメモリーのRACレベルのグローバル・ディクショナリ
データベース・インメモリーの結合グループで、すべてのRACノードにわたるグローバル・ディクショナリがサポートされるようになりました。結合グループでは、結合されたすべての列によって共通のディクショナリが使用されます。インメモリーのRACレベルのグローバル・ディクショナリでは、RACデータベース内のすべてのノードにわたりこれらの共通ディクショナリが同期されるようになりました。
RAC環境では、この機能により、分散ハッシュ結合でのデータベース・インメモリーのパフォーマンスがさらに向上します。
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選択的インメモリー列
選択的インメモリー列を使用すると、インメモリーの列の追加または除外が容易になります。すべての列をインメモリーに対して有効または無効にできるように、ALL
副句が追加されました。これにより、含まれる列または除外する列に非常に長い文字列を指定する必要が削減されます。
選択的インメモリー列を使用すると、インメモリーに対して有効または無効にする列としてALL
を指定できるので、複数の列を示す非常に長い文字列を作成する必要がなくなります。それにより、エラーの可能性が減り、インメモリーが有効になっている表の構成が容易になります。
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ベクトル化された問合せ処理: マルチレベル結合と集計
この機能により、SIMD機能を十分に活用してインメモリー・ディープ・ベクター化フレームワークが強化され、ハッシュ結合および集計によるグループ・パフォーマンスがさらに向上します。新しい最適化には、マルチレベル・ハッシュ結合のサポートの組込み、集計によるフル・インメモリー・グループのサポート、マルチ結合キーおよび追加の結合方法のサポートが含まれています。
この機能により、分析問合せの基礎となる結合および集計のパフォーマンスが向上します。これにより、リアルタイム分析のパフォーマンスが向上し、アプリケーションのSQL変更は不要になります。この機能は、有効になっていると自動的に使用されます(デフォルト)。
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