マイクロサービス

TxEventQのKafka API

トランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)は、Apache KafkaのKafkaProducerクラスおよびKafkaConsumerクラスをサポートするようになりました。

Oracle Databaseは、Kafka APIを使用するアプリケーションのソースまたはターゲットとして使用できるようになりました。

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ODP.NET: アドバンスト・キューイングおよびトランザクション・イベント・キュー

ODP.NET CoreおよびManaged ODP.NETでは、マイクロサービスなどの最新のアプリケーションで使用できる、アドバンスト・キューイング(AQ)およびトランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)がサポートされるようになりました。TxEventQの高度に最適化されパーティション化された実装では、Oracleデータベースの機能を活用することで、プロデューサとコンシューマで、メッセージの永続的保存による高スループットのメッセージ交換が可能になり、様々なデータベース上の複数のキューの間でのメッセージ伝播が可能になります。TxEventQは、キューごとに複数のイベント・ストリームを保持する高性能のパーティション化された実装です。AQは、それより単純なワークフローのユース・ケース用のディスク・ベースの実装です。

ODP.NET開発者は、TxEventQとAQのどちらを使用する場合でも、同じAPIを利用できます。それらのAPIを使用すると、Oracleデータベースと統合された、堅牢で機能豊富なメッセージ・キューイング・システムにアクセスできます。それをWeb、モバイル、IoTなどのデータ駆動型アプリケーションやイベント駆動型アプリケーションとともに使用して、イベントをストリーミングすることや、ワークフローの一部として相互に通信することができます。

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Prometheus/Grafana for Oracle

Prometheus/Grafana for Oracleは、Kubernetes/Docker (K8S)環境で実行している開発者にデータベース・メトリックを提供します。データベース・メトリックは時系列データベースのPrometheusに格納され、開発者向けに整形されたメトリックがGrafanaダッシュボードを使用して表示されます。データベース・メトリック・エクスポータは、データベース・ビューからPrometheus時系列データベースへのメトリックのエクスポートを支援します。

マイクロサービスなどの最新アプリケーションの開発者は、アプリケーション層で可観測性を使用し、多くの場合、データ層を見落とします。データ駆動型アプリケーションでは、アプリケーションの実行およびパフォーマンスの全体像がわかりません。従来のデータベース・メトリックは、開発者よりもDBAを対象としているAWRレポートおよびEnterprise Managerを介して表示されます。開発者および設計者にとって、PrometheusおよびGrafanaは、メトリック・ダッシュボードの構成、アラートの設定、是正措置の実行のためのツールになっています。開発者は、アプリケーションのかわりにアプリケーション層のメトリック、KubernetesコンテナのメトリックおよびOracleデータベースのメトリックを単一のダッシュボードで結び付けることができるようになりました。メトリックに加えて、ログとトレースも使用可能になっており、真に統一された可観測性を1つの画面で実現できます。

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トランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)用のPythonおよびRESTドライバ

Database 23aiで、新しい言語でのトランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)のサポートが導入されています。  TxEventQは、PythonおよびREST API (KafkaのConfluent REST APIのように実装されたREST API)で使用できるようになりました。TxEventQは、JMSまたはJDBCを使用したPL/SQL、C/C++およびJavaをすでにサポートしています。

この機能により、REST APIアプリケーションではトランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)を利用してアプリケーションおよびデータ・イベントを処理できるため、開発者の生産性が向上します。機械学習向けPythonアプリケーションの人気が高まる中、Oracle Databaseでは、TxEventQを機械学習アプリケーション・データおよびイベント・インフラストラクチャの一部とすることが可能になりました。

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Oracle Sagaフレームワークを使用したSaga API

Oracle Saga APIがデータベースに実装され、Oracle Databaseで構築されたマイクロサービスのトランザクション・セマンティクスを実装するためのフレームワークを提供します。オーケストレータSagaフレームワークは、マイクロサービス全体でアトミック・データの一貫性を維持する方法を提供します。

Sagaは同時実行され、各参加者データベースでローカル・トランザクションを実行し、分散ACIDトランザクションよりも効率が高くなるため、アプリケーション・コードが簡素化され、開発者の生産性が向上します。

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トランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)伝播

キューはアプリケーション間でのイベントやメッセージの送受信に広く使用されており、マイクロサービスとして構築されることが増えています。トランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)は、Oracle Databaseに組み込まれているキューです。キュー伝播を使用すると、複数のデータベースがイベントおよびメッセージのプロデューサおよびコンシューマとして機能できます。プロデューサ・アプリケーションは1つのデータベースのキューでイベントを送信し、リモート・データベースへのキュー伝播を設定することができ、コンシューマ・アプリケーションはリモート・データベースのキューでイベントを使用できます。

キュー伝播は、統合処理のために重要なイベントやデータを遠隔地から中央の場所に統合するために使用します。伝播は、トランザクション・イベント・キュー(TxEventQ)を信頼性が高くセキュアなイベント・メッシュとして操作するために使用し、複数のデータベースにまたがって複数のキューが関与し、企業全体にイベントおよびメッセージを確実に送信したり、権限のあるリモート・サブスクライバに送信します。TxEventQは、アプリケーションの構築およびテストを簡素化する1回かぎりのメッセージングをサポートしています。

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