WalletPassword

このプロパティは、PKCS #12ウォレットを復号化するためのパスワードを格納します。

宣言

// C#
public static OracleOpaqueString WalletPassword {get; set;}

プロパティ値

暗号化されたPKCS #12ウォレットを復号化するためのパスワード。

備考

ウォレット・パスワードでは、従来のODP.NETパスワードと同じ機能がサポートされています。

PKCS #12ファイルは暗号化されているため、アプリケーションにより、ウォレット・パスワードをOracleOpaqueStringとして提供する必要があります。ウォレット・パスワードがOracleConfiguration.WalletPasswordまたはOracleConnection.WalletPasswordクラス・プロパティを介して提供されている場合は、ODP.NETにより、ウォレットの場所で指定されている関連付けられたPKCS #12ファイルがロードされます。または、パスワードが提供されていない場合は、ODP.NETにより、関連付けられているSSOファイルがロードされます。

既存の接続プールのWalletPasswordを変更することで新しいプールは作成されません。このプロパティの設定または設定解除のみにより、新しいプールが作成されます。

ノート:

OracleConfiguration.WalletPasswordはOracleConfiguration.WalletLocationに関連付けられており、OracleConnection.WalletPasswordはOracleConnection.WalletLocationに関連付けられています。

例

//Create OracleOpaqueString for wallet password
string walletPassword = "<WALLET PASSWORD>";
OracleOpaqueString opaPwd = new OracleOpaqueString();
foreach (char c in walletPassword)
    opaPwd.AppendChar(c);
opaPwd.MakeReadOnly();
 
//Create and open connection
OracleConnection conn = new OracleConnection("user id=HR; password=<PASSWORD>");
conn.WalletLocation = "C:\wallet\location\";
conn.WalletPassword = opaPwd;
conn.Open();