OracleDataSourceCommandクラス

OracleDataSourceCommandは、OracleDataSourceオブジェクトのかわりに接続をオープンし、コマンドを実行し、その接続をクローズします。

このクラスにはパブリック・コンストラクタはありません。クラスのインスタンスは、OracleDataSource.CreateCommand()のコールによって取得されます。

OracleDataSourceCommandのすべてのパブリック・メソッドは、OracleCommandのパブリック・メソッドと同じように機能します。唯一違うのは、OracleDataSourceCommandは、実行メソッド(ExecuteNonQuery()など)がコールされると内部的に接続をオープンし、実行の完了後にその接続をクローズするという点です。データ取得を延期するデータ型(CLOBBLOBREF Cursorなど)は、アプリケーションによってExecuteReader()が使用されていないかぎり機能しません。このメソッドは、リーダーがクローズされるまで接続をオープン状態のままにします。

ユーザーは、OracleDataSourceCommandの使用時にどの接続ともやり取りしません。

OracleDataSourceCommandのパブリック・メソッドのいくつかでは、この動作の例外があります。これらの例外は、各パブリック・メソッドの備考に記載されています。

クラスの継承

System.Object

System.Data.Common.DbCommand

Oracle.ManagedDataAccess.Client.OracleCommand

Oracle.ManagedDataAccess.Client.OracleDataSourceCommand

宣言

// C#
public class OracleDataSourceCommand : OracleCommand

要件

プロバイダ ODP.NET Core

アセンブリ

Oracle.ManagedDataAccess.dll

ネームスペース

Oracle.ManagedDataAccess.Client

.NET Framework

-

.NET (Core)

システム要件を参照してください

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。