データ・ユースケース・ドメイン

Oracle Database 23aiでは、スキーマに属するディクショナリ・オブジェクトであるデータ・ユースケース・ドメインが導入され、クレジット・カード番号や電子メール・アドレスなど、共通値のオプション・プロパティおよび制約のセットをカプセル化します。ユース・ケース・ドメインを定義した後、そのドメインに関連付ける表の列を定義して、ドメインのオプションのプロパティおよび制約を明示的にそれらの列に適用できます。

データ・ユースケース・ドメインを使用すると、データを一元的に使用する方法を定義できます。これにより、アプリケーション全体で一貫した方法で値を処理し、データ品質を向上させることが容易になります。

すべてのODP.NETプロバイダ・タイプでは、データ・ユースケース・ドメインの使用と、OracleDataReader.GetSchemaTable()を使用したデータ・ユースケース・ドメインのスキーマおよび名前情報の取得がサポートされています。SchemaTableには、この情報を格納する、DomainNameDomainSchemaという2つの列があります。