8.12 Oracle RDF Graph Adapter for Eclipse RDF4Jでの空白ノードのサポート
SPARQL問合せにおいて、<
と>
で囲まれていない空白ノードは、問合せがEclipse RDF4J用のアダプタのサポートを介して実行されるときに変数とみなされます。これは、SPARQL標準セマンティクと一致します。
ただし、<
と>
で囲まれた空白ノードは、問合せが実行されるときに定数とみなされ、空白ノード・ラベルには、基礎となるデータのモデル化で必要とされる適切な接頭辞が、support for Eclipse RDF4Jによって追加されます。アプリケーション表のCONTEXT
列には、空白ノードを使用しません。2つの異なるRDFグラフの名前付きグラフの空白ノードが同じラベルを持つ場合、これらが同じリソースとみなされてしまうためです。これは、トリプル内の空白ノードには該当せず、異なるRDFグラフのものは別々に格納されます。
Oracleデータベースに格納されている場合、空白ノードには、RDFグラフID
およびグラフ名に基づく接頭辞が埋め込まれます。したがって、RDF4J APIおよびOracle Databaseで使用される空白ノード間の変換が必要です。これは次のメソッドを使用して行います。
OracleUtils.addOracleBNodePrefix
OracleUtils.removeOracleBNodePrefix