15.158 SEM_APIS.VALIDATE_ENTAILMENT
形式
SEM_APIS.VALIDATE_ENTAILMENT( models_in IN SEM_MODELS, rulebases_in IN SEM_RULEBASES, criteria_in IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, max_conflict IN NUMBER DEFAULT 100, options IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, network_owner IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, network_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL ) RETURN RDF_LONGVARCHARARRAY;
説明
1つ以上のモデルでOWLまたはRDFS推論を実行する際に使用できる伴意(ルール索引)を検証します。
パラメータ
- models_in
-
1つ以上のモデル名。そのデータ型は、
TABLE OF VARCHAR2(25)
という定義を持つSEM_MODELSです。 - rulebases_in
-
1つ以上のルールベース名。そのデータ型は、
TABLE OF VARCHAR2(25)
という定義を持つSEM_RULEBASESです。ルールおよびルールベースの詳細は、「推論: ルールとルールベース」を参照してください。 - criteria_in
-
実行する検証チェックのカンマ区切りの文字列。このパラメータを指定しない場合、デフォルトで次のすべてのチェックが実行されます。
-
UNSAT
: 充足不可能なクラスを検出します。 -
EMPTY
: 充足不可能なクラスに属するインスタンスを検出します。 -
SYNTAX_S
: URIでも空白ノードでもない主語を含むトリプルを検出します。 -
SYNTAX_P
: URIではない述語を含むトリプルを検出します。 -
SELF_DIF
: 自己自身と異なる個体を検出します。 -
INST
: 同時に2つの排他クラスに属する個体を検出します。 -
SAM_DIF
: 同じであり(owl:sameAs)かつ異なる(owl:differentFrom)個体のペアを検出します。
デフォルトより少ない数のチェックを指定するには、実行するチェックの文字列のみを指定します。たとえば、
criteria_in => 'UNSAT'
と指定すると、検証プロセスでは充足不可能なクラスのみが検索されます。 -
- max_conflict
-
検証プロセスを停止する前に検出する競合の最大数。デフォルト値は100です。
- options
-
(現在は使用されていません。Oracleで使用するために予約済。)
- network_owner
-
セマンティク・ネットワークの所有者。(表1-2を参照してください。)
- network_name
-
セマンティク・ネットワークの名前。(表1-2を参照してください。)
使用に関するノート
このプロシージャは、元の伴意の非一貫性を検出するために使用できます。詳細は、「OWLモデルおよび伴意の検証」を参照してください。
このプロシージャは、エラーが検出されなかった場合はNULL値を戻し、エラーが検出された場合はVARRAY(32767) OF VARCHAR2(4000)
という定義を持つRDF_LONGVARCHARARRAY型のオブジェクトを戻します。
伴意を作成するには、SEM_APIS.CREATE_ENTAILMENTプロシージャを使用します。
セマンティク・ネットワークのタイプおよびオプションの詳細は、「RDFネットワーク」を参照してください。
例
このプロシージャの例は、OWLモデルおよび伴意の検証の例3-5を参照してください。
親トピック: SEM_APISパッケージのサブプログラム