15.162 SEM_APIS.VALIDATE_RDF_GRAPH

形式

SEM_APIS.VALIDATE_RDF_GRAPH(
     rdf_graphs_in    IN SEM_MODELS, 
     criteria_in      IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, 
     max_conflict     IN NUMBER DEFAULT 100, 
     options          IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
     network_owner    IN VARCHAR2(128) DEFAULT,
     network_name     IN VARCHAR2 DEFAULT
    ) RETURN RDF_LONGVARCHARARRAY;

説明

1つ以上のRDFグラフを検証します。

パラメータ

rdf_graphs_in

1つ以上のRDFグラフ名。そのデータ型は、TABLE OF VARCHAR2(25)という定義を持つSEM_MODELSです。

criteria_in

実行する検証チェックのカンマ区切りの文字列。このパラメータを指定しない場合、デフォルトで次のすべてのチェックが実行されます。

  • UNSAT: 充足不可能なクラスを検出します。

  • EMPTY: 充足不可能なクラスに属するインスタンスを検出します。

  • SYNTAX_S: URIでも空白ノードでもない主語を含むトリプルを検出します。

  • SYNTAX_P: URIではない述語を含むトリプルを検出します。

  • SELF_DIF: 自己自身と異なる個体を検出します。

  • INST: 同時に2つの排他クラスに属する個体を検出します。

  • SAM_DIF: 同じであり(owl:sameAs)かつ異なる(owl:differentFrom)個体のペアを検出します。

デフォルトより少ない数のチェックを指定するには、実行するチェックの文字列のみを指定します。たとえば、criteria_in => 'UNSAT'と指定すると、検証プロセスでは充足不可能なクラスのみが検索されます。

max_conflict

検証プロセスを停止する前に検出する競合の最大数。デフォルト値は100です。

options

(現在は使用されていません。Oracleで使用するために予約済。)

network_owner

RDFネットワークの所有者。(表1-2を参照してください。)

network_name

RDFネットワークの名前。(表1-2を参照してください。)

使用に関するノート

このプロシージャは、元のRDFグラフの非一貫性を検出するために使用できます。詳細は、「OWLモデルおよび伴意の検証」を参照してください。

このプロシージャは、エラーが検出されなかった場合はNULL値を戻し、エラーが検出された場合はVARRAY(32767) OF VARCHAR2(4000)という定義を持つRDF_LONGVARCHARARRAY型のオブジェクトを戻します。

次の例では、RDFグラフfamilyを検証します。

SELECT SEM_APIS.VALIDATE_RDF_GRAPH(SEM_MODELS('family')) FROM DUAL;