2.130 ENABLE_PER_PDB_DRCP
ENABLE_PER_PDB_DRCP
は、データベース常駐接続プーリング(DRCP)がCDB全体に対して1つの接続プールを構成するか、PDBごとに1つの分離接続プールを構成するかを制御します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
|
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 |
可能な値は次のとおり。
-
true
DRCPでは、PDBごとに1つの独立した接続プールが作成されます。特定のPDBに接続し、そのPDB固有の要件に従って接続プールを構成、管理および監視できます。たとえば、PDBの
MIN_AUTH_SERVERS
、MAX_AUTH_SERVERS
およびDRCP_DEDICATED_OPT
初期化パラメータの値を設定し、DBMS_CONNECTION_POOL
パッケージを使用してPDBの接続プールを管理できます。ENABLE_PER_PDB_DRCP
がtrue
に設定されている場合、CDB全体の接続プールはありません。MIN_AUTH_SERVERS
、MAX_AUTH_SERVERS
およびDRCP_DEDICATED_OPT
初期化パラメータの値はCDBルートでは意味を持たず、変更することも、CDBルートへの接続中にDBMS_CONNECTION_POOL
パッケージを使用することもできません。 -
false
DRCPは、CDB全体に対して1つの接続プールを作成します。この接続プールはすべてのPDBで共有されます。
MIN_AUTH_SERVERS
、MAX_AUTH_SERVERS
およびDRCP_DEDICATED_OPT
初期化パラメータはCDBルートでのみ設定でき、DBMS_CONNECTION_POOL
はCDBルートへの接続中にのみ使用できます。
関連項目:
-
DBMS_CONNECTION_POOL
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。