2.132 ENABLE_PER_PDB_DRCP
ENABLE_PER_PDB_DRCPは、データベース常駐接続プーリング(DRCP)がCDB全体に対して1つの接続プールを構成するか、PDBごとに1つの分離接続プールを構成するかを制御します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
ブール値 |
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デフォルト値 |
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変更可能 |
いいえ |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
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値の範囲 |
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基本 |
いいえ |
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Oracle RAC |
複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 |
可能な値は次のとおり。
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trueDRCPでは、PDBごとに1つの独立した接続プールが作成されます。特定のPDBに接続し、そのPDB固有の要件に従って接続プールを構成、管理および監視できます。たとえば、PDBの
MIN_AUTH_SERVERS、MAX_AUTH_SERVERSおよびDRCP_DEDICATED_OPT初期化パラメータの値を設定し、DBMS_CONNECTION_POOLパッケージを使用してPDBの接続プールを管理できます。ENABLE_PER_PDB_DRCPがtrueに設定されている場合、CDB全体の接続プールはありません。MIN_AUTH_SERVERS、MAX_AUTH_SERVERSおよびDRCP_DEDICATED_OPT初期化パラメータの値はCDBルートでは意味を持たず、変更することも、CDBルートへの接続中にDBMS_CONNECTION_POOLパッケージを使用することもできません。 -
falseDRCPは、CDB全体に対して1つの接続プールを作成します。この接続プールはすべてのPDBで共有されます。
MIN_AUTH_SERVERS、MAX_AUTH_SERVERSおよびDRCP_DEDICATED_OPT初期化パラメータはCDBルートでのみ設定でき、DBMS_CONNECTION_POOLはCDBルートへの接続中にのみ使用できます。
関連項目:
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DBMS_CONNECTION_POOLパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。