2.235 MEMORY_SIZE
MEMORY_SIZEは、インスタンス全体で使用可能なメモリーのサイズを指定します。
| 特性 | 説明 |
|---|---|
|
パラメータ・タイプ |
大整数 |
|
構文 |
|
|
デフォルト値 |
|
|
変更可能 |
|
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
|
値の範囲 |
1536MBから |
|
基本 |
いいえ |
|
Oracle RAC |
インスタンスごとに異なる値を使用可能。 |
テキストベースの初期化パラメータ・ファイルで、MEMORY_MAX_SIZEを省略してMEMORY_SIZEの値を含めると、データベースによってMEMORY_MAX_SIZEがMEMORY_SIZEの値に自動的に設定されます。MEMORY_SIZEの行を省略し、MEMORY_MAX_SIZEの値を含めると、MEMORY_SIZEパラメータはデフォルトで0になります。インスタンスの起動後、MEMORY_MAX_SIZEの値を超えないかぎり、MEMORY_SIZEを0以外の値に動的に変更できます。
MEMORY_SIZEの値に基づいて、SGAおよびPGAパラメータSGA_TARGETおよびPGA_AGGREGATE_LIMITの値は、インスタンスの内部で計算されます。サイズ設定は、大きなページ設定にも依存します。
MEMORY_SIZEが0以外の値に設定されている場合、次のSGAおよびPGAパラメータのCDBレベルの値は、データベースSGA_MAX_SIZE、PGA_AGGREGATE_LIMITおよびSGA_TARGETで無視されます。インスタンスの起動時にこれらのパラメータに値を割り当てた場合、データベースはエラーを報告しませんが、パラメータ値は無視されます。これらのパラメータのいずれかを動的に変更すると、エラーが報告されます。
MEMORY_SIZEが0以外の値に設定されている場合、MEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETパラメータは0に設定する必要があります。これらのパラメータのいずれかを0以外の値に設定しようとすると、リクエストは無視され、起動時に警告が警告ログに書き込まれます。
ノート:
このパラメータは、Oracle Database 23ai以降で使用できます。
関連項目: