2.261 NONCDB_COMPATIBLE
CDBのPDB内でSQLパラメータを発行する場合、NONCDB_COMPATIBLEにより非CDBに似た動作が可能です。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
ブール値 |
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デフォルト値 |
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変更可能 |
いいえ |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
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値の範囲 |
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基本 |
いいえ |
CDB構成内で1つのPDBを使用し、そのPDB内で実行するとORA-65040が発生するレガシー・コードがある場合、このパラメータを設定します。
値:
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TRUESQL文がCDB内のPDBで発行されていても、SQL文に対して非CDBと同等に動作することを示します。
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FALSESQL文に対してCDBと同等に動作することを示します。これは、このパラメータのデフォルト値です。
非CDB内で発行できるが、CDBではルートで発行する必要があり(CDB全体に影響するため)、PDB内で発行するとエラーとなる文がいくつかあります(ALTER DB BACKUP CONTROLFILEなど)。
一部のALTER DATABASEまたはALTER SYSTEM文はPDB内では許可されず、init.ora内でNONCDB_COMPATIBLE=FALSEが設定されている場合はエラーとなります。ただし、NONCDB_COMPATIBLE=TRUEが設定されていれば、これらの文は正常に動作します。
関連項目:
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PDBおよびCDBの概要は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください
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PDBのメモリー使用量を制御する初期化パラメータの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください。
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PDB内で実行可能なALTER SYSTEM文の詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください。