2.411 TIME_AT_DBTIMEZONE

TIME_AT_DBTIMEZONEは、時間依存のデータベース操作で、データベース・ホスト・システムのタイム・ゾーンを使用するか、PDBのタイム・ゾーンを使用するかを指定します。

時間依存のデータベース操作の例としては、SQL関数SYSDATEおよびSYSTIMESTAMPの実行、DATEまたはTIMESTAMP型の表の列の問合せ、Oracleジョブ・スケジューラの使用、マテリアライズド・ビューのリフレッシュの実行、Oracle Flashback Technologyの使用などがあります。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

TIME_AT_DBTIMEZONE = { OFF | USER_SQL | DATABASE }

デフォルト値

OFF

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、同じ値を使用する必要がある。

値は次のとおりです。

  • OFF - すべての時間依存操作で、データベースの起動時に有効であったデータベース・ホスト・システムのタイムゾーンが使用されます。これは、Oracle Database 23aiより前のリリースでの動作です。

  • USER_SQL - SQL関数SYSDATEおよびSYSTIMESTAMPは、PDBのDBTIMEZONE設定に基づいて日時を返します。他のすべての時間依存操作では、データベースの起動時に有効であったデータベース・ホスト・システムのタイムゾーンが使用されます。

  • DATABASE - すべての時間依存操作で、データベースはPDBのDBTIMEZONE設定で指定されたタイムゾーンを使用します。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 23ai以降で使用できます。

関連項目: