10.147 V$TRUE_CACHE_STAT

V$TRUE_CACHE_STATは、True Cacheメトリックに関する情報を示します。

このビューはTrue Cacheに関してのみ移入されます。

データ型 説明
MY_DGID NUMBER True CacheのData GuardハッシュID
REMOTE_DGID NUMBER プライマリ・データベースのData GuardハッシュID
DEST_ID NUMBER

ログ・アーカイブ保存先パラメータ識別子

この列の値は常に0です。

NAME VARCHAR2(32)

メトリック名:

  • apply lag - 適用遅延は、True CacheへのREDOの伝播および適用の遅延のため、True Cache内のデータがプライマリ・データベースのデータより遅延する度合いです。
  • list of blocks fetch latency - ブロック・フェッチ・モードのリストでプライマリ・データベースからブロックをフェッチしている間のTrue Cacheの平均レイテンシ。
  • multiblock fetch latency - マルチブロック・フェッチ・モードでプライマリ・データベースからブロックをフェッチする間のTrue Cacheの平均レイテンシ。
  • prewarm progress - 前回のウォームアップ状態(つまり、前のインスタンスの存続期間)で記憶されたブロックのリストを事前にフェッチすることによって独自のバッファ・キャッシュをプリウォームするTrue Cacheの現在の進行状況。
  • single block fetch latency - 単一ブロック・フェッチ・モードでプライマリ・データベースからブロックをフェッチする間のTrue Cacheの平均レイテンシ。
  • transport lag - 転送遅延は、True CacheへのREDOの転送がプライマリ・データベースでのREDOの生成よりも遅延する度合いです。True Cacheで1つ以上のREDOギャップがある場合は、それらのうち最も古いREDOギャップの発生後にREDOは受信されていないものとして、転送遅延が計算されます。

ノート: apply finish timeメトリックおよびestimated startup timeメトリックは、True Cacheでは意味がなく、無視できます。

VALUE VARCHAR2(64) メトリックの値:
UNIT VARCHAR2(32) 測定の単位
TIME_COMPUTED VARCHAR2(32) メトリックが計算されたときのTrue Cacheのローカル時間
DATA_TIME VARCHAR2(32)

メトリックの計算に使用されたデータの受信時のTrue Cacheのローカル時間

apply lagメトリックおよびtransport lagメトリックは、プライマリ・データベースから定期的に受信されるデータに基づいて計算されます。複数の問合せを実行してもこの列の値が変化しない場合は、True Cacheがプライマリ・データベースからデータを受信していないことを示しています。

CON_ID NUMBER

データが関係するコンテナのID。

この列の値は必ず0 (CDB$ROOTコンテナ)になります。

ノート:

このビューは、Oracle Database 23ai以降で使用できます。