はじめに

Oracle Data Guardは、現在使用できる最も効率的なソリューションで、企業の中核となる資産、つまりデータを保護し、障害やその他の災害が発生しても、24時間365日そのデータを使用できるようにします。このマニュアルでは、Oracle Data Guardテクノロジとその概要、スタンバイ・データベースの構成および実装方法について説明します。

対象読者

Oracle Data Guard概要および管理』は、Oracleデータベース・システムのバックアップ、リストアおよびリカバリ操作を管理するデータベース管理者(DBA)を対象としています。

このマニュアルは、読者がリレーショナル・データベースの概念と、基本的なバックアップおよびリカバリ管理に精通していることを前提としています。また、Oracleソフトウェアを実行するオペレーティング・システム環境をよく理解している必要があります。

関連ドキュメント

Oracle Data Guard概要および管理』の読者は、次のマニュアルをすでに読んでいることが前提となります。

  • 『Oracle Database概要』の冒頭部分は、Oracleデータベースに関する概念と用語を提供し、このガイドに記載された詳細な情報の基礎として機能します。

  • 『Oracle Database管理者ガイド』の制御ファイル、REDOログ・ファイル、アーカイブREDOログ・ファイルの管理に関する章。

  • 『Oracle Databaseユーティリティ』のLogMiner技術について説明している章。

  • Oracle Data Guard Broker』。Oracle Data Guard構成の作成、メンテナンス、監視を自動化および集中管理するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースとコマンドライン・インタフェースについて説明しています。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlオンライン・ヘルプ・システム

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。