動作の違い

一般的なOracle Databaseに求められる動作の一部は、分散データベースのコンテキストで変更されます。

一般的に、ユーザーごとまたはスキーマごとのデータベース制限は、分散データベース内のすべてのデータベースで集約されるわけではなく、データベースごとのレベルにのみ適用されます。

アプリケーションの観点から、分散データベースは、ほとんどの点で単一の論理データベースとして機能します。ただし、分散データベース自体は、シャード・カタログ、問合せコーディネータおよびシャードとして機能する、疎結合された複数の独立したOracle Databaseインスタンスで構成されます。その結果、一般的なOracle Databaseに求められる動作の一部は、分散データベースのコンテキストで変更されます。

たとえば、分散データベース・ユーザーが作成され、SQL文CREATE PROFILEでユーザー・プロファイルがユーザーに割り当てられている場合、プロファイルに設定された制限は分散データベース全体には適用されません。むしろ、より規模の大きい仮想分散データベースの一部である各データベースに適用されます。

したがって、シャード・ユーザーのログイン試行失敗回数の最大値を20に設定した場合、この制限は分散データベース全体に適用されるのではなく、構成内の個々のデータベースに適用されます。特定のシャードへのログイン時に失敗した試行が20回に達した場合、その失敗は、他のシャードまたはシャード・カタログの制限に対してカウントされません。