ディレクトリベースの分散データベースにおけるチャンク管理

ユーザー定義のデータ分散と同様に、ディレクトリベースのデータ分散用に作成される表領域もチャンクに割り当てられます。

チャンクの合計数は、シャード表で指定されたパーティション数によって定義されます。特定のシャード領域のチャンクの数は、割り当てられたパーティションの数です。シャード表に対するALTER TABLE ADDDROPおよびSPLIT PARTITIONコマンドにより、チャンクの数が増加または減少します。

GDSCTLコマンドSPLIT CHUNKは、システム管理のデータ分散では、ハッシュ範囲の中央でチャンクを分割するために使用されますが、ディレクトリベースのデータ分散ではサポートされません。ALTER TABLE SPLIT PARTITION文を使用してチャンクを分割する必要があります。

また、ユーザー定義のデータ分散と同様に、シャードが分散データベースに追加されると、チャンク移行は自動的には開始されません。別のシャードに移動する必要があるチャンクごとにGDSCTL MOVE CHUNKコマンドを実行する必要があります。