シャードごとにのみカウントされる失敗したログイン試行
Oracle Globally Distributed Databaseでは、すべてのシャードを単一のデータベースとして管理することをサポートしていません。分散データベースは、個別に管理する必要がある独立したデータベースの集合です。
失敗したログイン数に依存している場合は、外部(中央管理)ユーザーを使用するか、分散データベースで制限を設定すると、失敗したログイン試行回数がシャードごとにカウントされることに注意する必要があります。
ENABLE SHARD DDL
に続いてCREATE USER
コマンドを使用して作成された分散データベース・ユーザーは、すべてのシャードで同一のユーザー・アカウント・ステータスを保持します。ただし、カタログ・データベースまたはシャードに対する無効なログイン試行により、ユーザーのライフ・サイクルが別のステータスに移行する可能性があります。
ユーザー・アカウント・ステータスはシャード間で同期されません。ALTER USER
などのDDLを使用する明示的なアカウント・ロックは、シャード間でレプリケートされる場合がありますが、ロックされたアカウントや期限切れのアカウント(パスワードの存続期間を経過したため)などのアカウント・ステータス遷移は伝播されません。