シャーディング・アドバイザの出力の確認
シャーディング・アドバイザは、問合せワークロードから抽出したシャーディングの候補となる各列の表ファミリを検出し、問合せ分類ルールとランキング・アルゴリズムに基づいて表ファミリをランク付けします。
シャーディング・アドバイザを実行しているユーザーが所有するシャーディング構成および関連情報を確認するには、ソース・データベースと同じスキーマに格納されている次の出力データベース表を問い合せることができます。
SHARDINGADVISOR_CONFIGURATIONS
には、ランク付けされたシャード構成内の表ごとに1つの行があり、各表の詳細が含まれています(シャード表または重複表のどちらにするか、およびシャードの場合、表ファミリ階層内のレベル、その親表、ルート表のシャーディング・キー、外部キー参照制約、シャードごとの推定サイズなど)。SHARDINGADVISOR_CONFIGDETAILS
には、ランク付けされたシャーディング構成ごとに1つの行があり、シャード表の数とシャードごとの累積サイズ、および重複表の数と累積サイズなどのランク付けされた各シャーディング構成の詳細が含まれています。また、ソース・データベースの現在のワークロードおよび見積りコストに基づく、本番で予想される単一のシャード問合せおよびマルチシャード問合せの数、およびシャード間結合を必要とするマルチシャード問合せの数も含まれています。SHARDINGADVISOR_QUERYTYPES
は、ワークロードの各問合せに関して、各シャーディング構成の問合せタイプをリストします。シャーディング構成に応じて、同じ問合せが異なる問合せタイプになることがあります。
シャーディング・アドバイザの出力は、通常のデータベース表に含まれているため、各種のSQL問合せを実行して様々な観点から出力を参照できます。
たとえば、シャーディング構成をランキング順序で表示するには、次のコマンドを実行します
SELECT rank, tableName as tname, tabletype as type,
tablelevel as tlevel, parent, shardby as shardBy,
shardingorreferencecols as cols, unenforceableconstraints,
sizeoftable
FROM SHARDINGADVISOR_CONFIGURATIONS
ORDER BY rank, tlevel, tname, parent;
シャーディング・アドバイザの出力表の詳細と問合せの例は、「シャーディング・アドバイザの出力表」および「シャーディング・アドバイザの出力を確認するためのSQLの例」を参照してください