24.5 SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOM

書式

SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOM(
     street      IN VARCHAR2, 
     city        IN VARCHAR2, 
     region      IN VARCHAR2,
     postal_code IN VARCHAR2,
     cc2         IN VARCHAR2, 
     match_mode  IN VARCHAR2 default 'DEFAULT'
) RETURN SDO_GEOMETRY;

または

SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOM(
     address IN VARCHAR2
) RETURN SDO_GEOMETRY;

説明

形式化された(別々のフィールドの住所部分)または形式化されていない(単一の文字列フィールドの完全な住所)住所をジオコードし、地理座標およびジオコーディング・メタデータを含む標準化された住所をSDO_GEOMETRYオブジェクトとして戻します。

パラメータ

street

通りの名前。

city

市区町村の名前。

region

リージョンの名前。

postal_code

郵便番号。

cc2

ISOの2文字の国コード。サポートされているコードのリストを表示するには、ISO Online Browsing Platform (OBP)Country codesを参照してください。

match_mode

ジオコーディング操作の一致モードを指定します。一致モードの詳細は、「一致モード」を参照してください。

address

完全な住所(別々のフィールドに形式化されていません)。

使用上のノート

ノート:

SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOMファンクションは、Oracle Autonomous Databaseでのみサポートされています。

Autonomous Databaseインスタンスでこのファンクションを使用するには、必要な権限が付与されていることを確認してください。詳細は、SDO_GCDR.ELOC_GRANT_ACCESSを参照してください。

このファンクションは、入力パラメータに応じて次の操作を実行します。各パラメータ入力には、表またはビューの列、または明示的な文字列または数値を指定できます。

  • 形式化された住所のジオコーディング: ファンクションのパラメータ(streetcityregionpostal_codecc2など)に対応する住所フィールドを指定します。

    このファンクションでは、ジオコーディング操作のデフォルトの一致モードとして'DEFAULT'が使用されることに注意してください。詳細は、「一致モード」を参照してください。

  • 形式化されていない住所のジオコーディング: 完全な住所が単一のフィールドに格納されている(つまり、形式化されていない)場合、完全な住所に対応するaddressフィールドを指定します。

次の例では、デフォルトの一致モードを使用して、形式化された住所をジオコードし、出力をSDO_GEOMETRYオブジェクトとして戻します。

SELECT SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOM('123 Beacon St', 'Boston', 'MA', '02116' , 'US') FROM DUAL;

MDSYS.SDO_GEOMETRY(2001, 4326,
        MDSYS.SDO_POINT_TYPE(-71.07355166666666, 42.355174166666664, NULL), NULL, NULL)

Autonomous Databaseインスタンスのデータベース・アクションでSQLワークシートを使用している場合、すべてのオブジェクト・タイプ(SDO_GEOMETRYを含む)が[object Object]として表示されることに注意してください。SQLワークシートに結果を表示するには、次のようにGet_GeoJSON( )メソッドを適用して、結果をGeoJSON文字列に変換します:

SELECT (SDO_GCDR.ELOC_GEOCODE_AS_GEOM('123 Beacon St', 'Boston', 'MA', '02116' , 'US')).GET_GEOJSON() FROM DUAL;

{ "type": "Point", "coordinates": [-71.07355166666666, 42.355174166666664] }