30.4 SDO_SAM.BIN_LAYER
書式
SDO_SAM.BIN_LAYER( tablename IN VARCHAR2, colname IN VARCHAR2, bin_tablename IN VARCHAR2, bin_colname IN VARCHAR2, bin_id_colname IN VARCHAR2, commit_interval IN NUMBER DEFAULT 20);
説明
データ・マイニング表の各位置(および対応する行)を空間ビンに割り当てます。
パラメータ
- tablename
-
データ・マイニング表の名前を指定します。
- colname
-
位置の座標を格納する
table_name
の列名を指定します。 - bin_tablename
-
空間ビンの情報(2次元空間全体の事前計算)を含む表名を指定します。
- bin_colname
-
ビンのジオメトリを格納する
bin_tablename
の列を指定します。 - bin_id_colname
-
ビンに追加する各ジオメトリのビンID値を格納するデータ・マイニング表の列名を指定します。(データ・マイニング表の影響を受けた各行は、
bin_tablename
のビン・ジオメトリのID値で更新されます。) - commit_interval
-
Spatialが内部コミット操作を実行する前に実行するビン挿入操作の回数。
commit_interval
を指定しない場合、コミットは挿入操作を20回行うたびに実行されます。
使用上のノート
このプロシージャは、bin_tablename
のビンを使用して、指定したレイヤーの各ジオメトリについて、交差部の最も多い四角形を計算します。各ジオメトリのビンID値は、bin_id_colname
に追加されます。
このプロシージャは、bin_tablename
で指定したデータ・マイニング表の各行に対して、SDO_SAM.BIN_GEOMETRYファンクションを使用する場合と同じ結果になります。
例
次の例では、POLY_4PT_TEMPデータ・マイニング表の各GEOMETRY列の位置および対応する行を空間ビンに割り当て、ビン表の挿入のたびに内部コミット操作を実行します。
CALL SDO_SAM.BIN_LAYER('POLY_4PT_TEMP', 'GEOMETRY', 'BINTBL', 'GEOMETRY', 'BIN_ID', 1);
親トピック: SDO_SAMパッケージ(空間分析およびマイニング)