2.1.6 SQLファイアウォール・トレース・ファイルの有効化または無効化によるOracle SQL Firewallのトラブルシューティング

ALTER SESSIONまたはALTER SYSTEMシステム権限を付与されているユーザーとして、Oracle SQL Firewallを使用しているPDB内にトレース・ファイルを生成できます。

SQLファイアウォールのトレース・イベントは、CDBと個々のPDBの両方で設定できます。

  • SQLファイアウォールに対してトレースを有効にするには、次のいずれかの文を使用します:
    ALTER SESSION SET EVENTS 'TRACE[SQL_FIREWALL] DISK=trace_level';
    ALTER SYSTEM SET EVENTS 'TRACE[SQL_FIREWALL] DISK=trace_level';

    この指定では、trace_levelを次のいずれかの値に置き換えます:

    • LOWは、最小のトレース情報を示します。
    • HIGHは、より詳細なトレース情報と、LOWによって戻される情報を示します。
    • HIGHESTは、最も詳細なトレース情報と、HIGHおよびLOWによって戻される情報を示します。
  • SQLファイアウォールに対してトラッキングを無効にするには、次のいずれかの文を使用します:
    ALTER SESSION SET EVENTS 'TRACE[SQL_FIREWALL] OFF';
    ALTER SYSTEM SET EVENTS 'TRACE[SQL_FIREWALL] OFF';