LPAD
構文
目的
LPADは、expr1の左側にexpr2に指定した文字を連続的に埋め込んでn桁にして戻します。このファンクションは、問合せの出力の書式設定に役立ちます。
expr1およびexpr2は、CHAR、VARCHAR2、NCHAR、NVARCHAR2、CLOBまたはNCLOBデータ型です。戻される文字列は、expr1が文字データ型の場合はVARCHAR2データ型、expr1が各国語キャラクタ・データ型の場合はNVARCHAR2データ型、expr1がLOBデータ型の場合はLOBデータ型になります。expr1と同じ文字セットの文字列が戻されます。引数nは、NUMBER型の整数か、またはNUMBER型の整数に暗黙的に変換可能な値である必要があります。
expr2を指定しない場合、デフォルトで空白1個が指定されます。expr1がnより長い場合、このファンクションはnに収まるexpr1の一部を戻します。
引数nは、戻り値が画面に表示される場合の全体の長さです。多くの文字セットでは、これは戻り値の文字数でもあります。ただし、マルチバイトの文字セットでは、表示される文字列の長さが文字列の文字数と異なる場合もあります。
関連項目:
LPADの文字の戻り値に割り当てる照合を定義する照合導出ルールは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』の付録Cを参照してください。
例
次の例では、文字列の左側にアスタリスクとピリオド(*.)を埋め込みます。
SELECT LPAD('Page 1',15,'*.') "LPAD example"
FROM DUAL;
LPAD example
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*.*.*.*.*Page 1