ALTER MLE MODULE

目的

ALTER MLE MODULEは、データベース内の既存のMLEモジュールにメタデータを追加するために使用します。

前提条件

別のスキーマ内のMLEモジュールを変更する場合は、ALTER ANY MLEシステム権限が必要です。自分が所有するスキーマ内のMLEモジュールを変更する場合、権限は必要ありません。

構文

図alter_mle_module.epsの説明

セマンティクス

IF EXISTS

ALTER MLE MODULE文では、モジュールが存在しない場合にORA-04103エラーが発生し、無効な属性が指定された場合にORA-00922エラーが発生します。

schema

MLEモジュールが含まれているスキーマを指定します。スキーマを指定しない場合、モジュールは自分が所有するスキーマ内にあると見なされます。

module_name

module_nameは、MLEモジュールの名前を表しています。

CLOB

CLOBは、MLEモジュールにアタッチできるテキストを表しています。これは、バージョン管理システムまたはソフトウェア部品表の一部としてコミットを参照するために使用できます。CLOBの内容は、MLEモジュールにアタッチできる自由形式メタデータです。このメタデータは、モジュールの機能に一切影響しません。MLEモジュールのバージョン情報を記録するために、このメタデータの使用をお薦めします。たとえば、デプロイされたモジュールのバージョンと一致するバージョン管理システムでのコミットや、モジュールのソフトウェア部品表(バンドルされたJavaScriptモジュール用のpackage-lock.jsonの内容など)の情報を記録するために使用します。

例

次の例では、MLEモジュールmyMLEModuleに、JSONとしてメタデータをアタッチします。

ALTER MLE MODULE myMLEModule 
SET METADATA USING CLOB (
SELECT JSON(
  '{
       "name": "value",
       "version": "1.2.0",
       "commitHash": "23fas4h",
       "projectName": "Database Backend"
  }')
)