13.16 CONFIG

構文

CONFIG EXPORT TNS [<tnsnames.ora file location>] [ AZURE ] [ [ FILE ] [<JSON filename>] ] 

デフォルト・パスにあるtnsnames.oraファイルから一元化された構成プロバイダJSONファイルを生成します。JSONファイルの名前を指定しないと、デフォルトのファイル名oraconfig.jsonが使用されます。tnsnames.oraファイルのデフォルト・パスは、このコマンドで明示的に指定することでオーバーライドできます。

デフォルトでは、CONFIGコマンドは、OCIクラウド・サービス用の一元化された構成プロバイダJSONファイルを生成します。また、Azureクラウド・サービス用の一元化された構成プロバイダJSONファイルも生成します。

tnsnames.ora file location

tnsnames.oraファイルのパス。このパスは、環境のtnsnames.oraファイルのデフォルトの場所をオーバーライドします。

AZURE

Oracle Database Service for Azureの一元化された構成プロバイダJSONファイルを生成します。

FILE [JSON filename]

生成されたJSONコンテンツをファイルに格納します。ファイル名を指定しないと、デフォルトのファイル名(oraconfig.json)でJSONファイルが作成されます。それ以外の場合は、FILE句で指定されたファイル名が使用されます。

ノート:

JSONファイルを生成するには、CONFIGコマンドにファイル名またはFILEキーワードのいずれかを含める必要があります。ファイル名とFILEキーワードの両方が指定されていない場合、生成されたJSONコンテンツはコンソールにのみ表示されます。

tnsnames.oraファイルのデフォルト・ファイル名を使用して、デフォルト・ディレクトリにJSONファイルを生成するには、次のコマンドを実行します。
CONFIG EXPORT TNS FILE
次の出力は、JSONファイルが正常に生成されたことを示しています。
Generating config store JSON for Local Net Naming configuration file /opt/oracle/tnsnames.ora
Config store JSON file generated successfully (/home/orcl/oraconfig.json)
次の出力は、JSONファイルのコンテンツを示しています。
 {
    "cdb1_pdb1": {
        "connect_descriptor": "(DESCRIPTION=(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=cdb1_pdb1))(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host1.customer.domain.com)(PORT=1521)))"
    }
}
tnsnames.oraファイルのデフォルト・ファイル名を使用して、デフォルト・ディレクトリにOracle Database Service for AzureのJSONファイルを生成するには、次のコマンドを実行します。
 CONFIG EXPORT TNS AZURE FILE 
次の出力は、JSONファイルが正常に生成されたことを示しています。
Generating config store JSON for Local Net Naming configuration file /opt/oracle/tnsnames.ora
Config store JSON file generated successfully (/home/orcl/oraconfig.json)
次の出力は、oraconfig.jsonファイルのコンテンツを示しています。
{
"orcl/cdb1_pdb1/connect_descriptor": "(DESCRIPTION=(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=cdb1_pdb1))(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host1.customer.domain.com)(PORT=1521)))"}
デフォルトの場所にあるtnsnames.oraファイルからmyconfig.jsonというファイル名でJSONファイルを生成するには、次のコマンドを実行します。
CONFIG EXPORT TNS FILE myconfig.json
次の出力は、JSONファイルが正常に生成されたことを示しています。
Generating config store JSON for Local Net Naming configuration file /opt/oracle/tnsnames.ora
Config store JSON file generated successfully (/home/orcl/oraconfig.json)
別の場所にあるtnsnames.oraファイルからmynewconfig.jsonというファイル名でJSONファイルを生成するには、次のコマンドを実行します。
CONFIG EXPORT TNS c:\temp\tnsnames.ora FILE mynewconfig.json
次の出力は、JSONファイルが正常に生成されたことを示しています。
Generating config store JSON for Local Net Naming configuration file c:\temp\tnsnames.ora
Config store JSON file generated successfully (C:\Users\USER1\mynewconfig.json)
JSONコンテンツを生成し、コンソールに表示するには、次のコマンドを実行します。
CONFIG EXPORT TNS
次に、JSONコンテンツを示します。
Generating config store JSON for Local Net Naming configuration file /opt/oracle/tnsnames.ora

{
    "cdb1_pdb1": {
        "connect_descriptor": "(DESCRIPTION=(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=cdb1_pdb1))(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host1.customer.domain.com)(PORT=1521)))"
    }
}