21.1 二面性ビューのJSON列
JSONリレーショナル二面性ビューを使用すると、開発者は、シンプルさや効率性を損なうことなく、非常に効率的なリレーショナル・データ・ストレージ・モデルを使用しながら、データ・アクセスにJSONドキュメントを活用できます。
二面性ビューの基になる表にJSONデータ型の列を含めると、アプリケーションで、そのビューによってサポートされているドキュメントに対して、フィールドの追加と削除、フィールド値の型変更ができるようになります。格納されているJSONデータは、スキーマレスにもJSONスキーマベース(特定の型の値を適用するため)にもできます。
二面性ビューを定義するときは、特定のドキュメント部分またはドキュメント全体に対して、必要なスキーマ柔軟性の種類と程度を宣言的に選択できます。
二面性ビューのフレックス列では、フィールドが事前定義されていないJSONオブジェクトが格納されます(基になる表内)。それらは、基になる特定の列に個別にマップされません。挿入または更新したドキュメント内のオブジェクトの認識されていないフィールドは、そのオブジェクトの、基になる表のフレックス列に自動的に追加されます。
したがって、二面性ビューを再定義せずに、二面性ビューによって生成されたドキュメント・オブジェクトに、そのオブジェクトの基になるフレックス列により、フィールドを追加できます。これにより、二面性ビュー、およびそれでサポートされているドキュメントに対して、別の種類のスキーマ柔軟性が提供されます。指定された基になる表に、フレックスとしてそのビュー内で識別された列がない場合、新しいフィールドは、その表によって生成されたオブジェクトに自動的には追加されません。このような柔軟性が必要な場合はフレックス列を追加します。
ノート:
JSONリレーショナル二面性ビューの詳細および二面性ビュー・フレックス列の詳細は、『JSONリレーショナル二面性開発者ガイド』を参照してください。親トピック: JSONから二面性への移行